入りやすい医大の研究

 近年、Hungary国の医大への留学が有名になってきています。HMU(Hungary医科大学事務局)という日本国籍者は必ずここを通さないとHungaryの大学は受験できないという独占権を持ったエージェントがあり、すでに多くの卒業生を輩出していること、学費全額無料の「Hungary政府奨学金(Stipendium Hungaricum)」というすごい制度があるからでしょうか。
 Hungary国の医大だけではなく、ヨーロッパには歴史のあるいい医大がたくさんありますが、日本の学校教育制度に従った公立・私立高校卒生にとって、

(1)比較的入りやすい学校と

(2)かなり入学が難しいUKなどの超有名校などがあります。

 また、中欧・東欧医大は海外から優秀な学生を集めるために世界中にエージェント制度を採用しています。
受験生が各医大と契約を結んでいるエージェントを通して試験を受けることで、下記のとおりの「選択枠」で入学が比較的容易になります。

入学を比較的容易にする選択枠とは

① 海外のエージェントを通すことで一般入試時期よりも早い時期に受験ができて「有利に合格する」ことができる大学(文系と理系の方)

② 受験はあるが、そのテスト問題は「教科書から質問が出される」大学など、受験生が合格しやすい大学(文系と理系の方)

③ 入学試験がなく、「内申書や他の書類だけで合否が決まる」Romania国の国立医大など、さらに、高校の成績が5段階で「3」または「4」以上の方は有利に合格が可能な大学(文系でも可能。理系が有利な大学あり)

などがあります。

EU医学部「留学予備校」(EU-MSA)と直ぐに話を聞きたい方

しかし、エージェント費用がかなり高額で悩んでいる方々もおられることでしょう。EU医学部「留学予備校」(EU-MSA)はコンサル会社ですので、様々な分析をして、今はどの国のどの大学が入学しやすいか、推薦エージェントはどこかをお伝えしたく思います

受験生の皆さま、EU医大を選ぶ条件はなんですか?
保護者様、ご子息がEU医大を考え始めたら、親としてはどこの医学部にいってもらいたいですか?

 出来れば、「いい大学」(伝統があり、多くの先輩を輩出していて、レベルの高いと将来性のある大学)に入りたい、又は入ってほしい

 現役合格を果たしたい、又は、果たしてほしい

 日本にもどり、医師免許試験受験資格のある大学に入りたい、又は入ってほしい。

 授業料の安い大学に入りたい、又は入ってほしい。

 物価の安い場所に行きたい、又は行ってほしい

 安全な場所に行きたい、又は行ってほしい

上記ご要望を踏まえ、「入学しやすいい大学」の分析と検証(調査データー)

では、どの国の「どの大学に入学しやすい」かをこれから分析・検証をしていきたいと思います。

EU医学部「留学予備校」(EU-MSA)
のコンサル対象者

【難易度評価スコアーと定義】

「0」は入試がない等、学生の負担が非常に軽く合格しやすい。

「1」は入試の負担が比較的軽い等、学生の負担が軽く比較的合格しやすい

「2」は「1」より負担があるが、努力次第で合格可能な大学

「5」は入試が非常に難関である等、学生の負担が重く、1年間Foundationコースに通っても合格することはかなり困難。

分析1

英語力があれば、比較的入りやすい海外医学部の特徴

  • 入学試験がないほとんどの国立大学。高校の成績「4」な方が対象(Romania国)
  • 入学試験がない私大1校と国立大学1校。高校の成績「」な方(Romania国)
  • 英語の授業だけがある(ただし、臨床はその国の言葉が必要)
  • 一発勝負型入学試験、つまり「文系の方」でも受験可能。
    (「高卒」を唯一の条件とし、高校の成績や取得単位は不問)
  • Aレベル取得(UKの高校卒業資格試験)が不要
  • EU諸国の各種バカロレア(高校卒業認定国家試験)が不要
  • 国際バカロレア(IB)が不要
  • 6年制の大学 (*Czechの歯学部は5年生)
  • 上記以外で、生活費、学費が比較的安い、物価が安定(日本並み)
  • 戦争など地政学的問題がない国

英語力があっても、入学が難しい海外医学部の特徴

  • 伝統のある古い大学で競争が激しい大学
  • 英語の授業もないし、インターナショナル部門(英語授業)もない大学
  • 高校の成績も見るし、取得科目も厳しくチェックを受けてから受験資格ができ、受験できる大学。
  • USAの大学(4年生の大学を卒業しないと医学部に進学ができない。またMCATに合格する必要があり、その上アメリカ国籍の議員などの推薦状が必要)。更に医者になる道のりが長い。
  • UKと西ヨーロッパ諸国医学部は「Aレベル」取得必須。
  • Italyの国立大学医学部を受験する場合はIMAT受験が必須で、幅広い知識が求められている。更に宗教上の問題があり、解剖学の授業に遅れが生じる場合もあり、医者になる道のりが少々長い。
  • 戦争など、地政学的問題がある国は避けるべき。

分析2

比較的入りやすい海外医学部の英語力  (英語/仏語レベルは「CFRE」でB2レベル以上(=「英検」で準一級程度が必要)

【理系の高校生】の「比較的入りやすい海外医学部」

*推奨:ヨーロッパ共通テストCEFR英語/仏語B2レベルを取得していない方は将来のために海外のPre-Medical-Schoolに行く必要あり

【文系の高校生】の「チャレンジできる海外医学部」
(一発勝負型入学試験が可能な医大、高校の取得単位をみない医大)

*推奨:全員Pre-Medical-Schoolに行く必要あり

【理系・文系共通】

中欧・東欧の国立大学医学部(Romania国以外)

外国人の場合、英語/仏語クラス (English/French Parallel)ある大学では、一発勝負型入学試験と口頭試問で決まることが多い。
外国人の場合、口頭試問が重視される大学がある。つまり英語力は絶対必要(B2以上)
外国人の場合、Pre-Medical School経由で受験すると、早い時期に受験(例えば4月中)ができ、非常に有利。

【理系・文系共通】Romania国立・私立大学医学部

入学試験がない国立大学が多い。内申重視で理系の高校生は有利だが、文系もチャレンジ可能。また、英語力B1レベルでOKの大学もある。
私立大学Titu Maiorescuや国立ルシアン ブラガ大学医学部は、生物・化学(及び英語)の入試があります。内申は重要で、大学が依頼をしている出版社の「教科書」を学習しておけば、入試に合格する(合格率95%実績)ただし、2024年度から9月入試だけになり、競争が激しく、難関大学になりつつあります。