
公式エージェントかどうか確認する方法
公式エージェント制度のあるEU諸国の希望する大学の公式ウェブサイトにアクセスし、「Application」ページ内の「List of Local Representatives」や「International Representatives」を確認しましょう。
*ルーマニアには公式エージェント制度はないため、このWEBサイトはありません。
ここでエージェントの名前が掲載されていればその大学の公式エージェントです。
また、Web願書提出ページに「International Representatives」などの公式エージェント名が記載されており、そこをクリックしないと次のページに進めない場合、そのエージェントが公式であることを意味します。
もし日本のエージェントのWebサイトに「公式エージェント認定証」が掲示されている場合でも、大学の公式Webサイトに名前がない場合は偽物である可能性が高いため、注意が必要です。認定書に大学学長などの個人のサインがないのも要注意です。
最後の手段として、大学事務局に直接メールを送る方法もありますが、担当者によって返事が迅速な場合と全く返事がない場合があるため、やや困難な方法と言えます。
ルーマニアには「公式エージェント制度」自体がありませんが、弊社、EU医学部留学予備校が推奨する、ユニークな6年間の充実・安心サポートがあるOne Stopサービスを提供するエージェントがあります。社長が日本人医師で、ルーマニアの医大に進学後も試験対策やサポートをしてくれるため、非常に安心です。
問題エージェントに注意
ルーマニアの医大で公式エージェント契約を結んでいる大学はないため、「公式」を名乗る日本に拠点を置くエージェントには要注意です。
(1)そもそも他の東欧医大と違い、ルーマニア国の医大は「エージェント制度」を採用していません。
(2)「公式」に似た表現も要注意です。例としては、
・唯一の公式事務局
・大学と正式提携した事務局
などがあります。
(3)また、エージェントのHPやカタログで、受験生に誤認を誘発するような表現を使った誇大広告(不正広告)があれば要注意です。例を下記します。
誤認を誘発する広告のキーワード
・Pre-Medical コースから大学進学率100%達成
・進級率100%
・医学部合格保証制度
(4)英語試験免除(これは大学が決めることであり、エージェントが決めることではない)
入学審査・試験・合格発表について
一部の問題のあるエージェントが、「公式エージェント」と名乗り、「医学部合格保証制度」を謳うことで、あたかもそのエージェントに合格すれば医大にも合格できるかのような錯覚を与えることがあります。
巧みな言葉で受験生を安心させ、高額な費用を前払いさせる手口には注意が必要です。
受験生を誤認させる表現に注意
以下のような「不可能なこと」を「可能である」かのように表現しているHPやパンフレットには警戒してください。
・年始に合否発表
ルーマニアの大学入試の合否発表は、最も早くても毎年3月からです。
・エージェントが合格発表を行う
合否発表は大学が行います。問題のあるエージェントは、大学からの合否連絡を自分たちだけで受け取り、受験生に共有しないケースがあります。
・英検3級でも医学部の授業についていける教育サポートのウソ
大学合格(4月頃)から授業開始(9月頃)までの期間は最大5か月程度。この短期間で英検3級から準1級以上のレベルに到達するのは、ほぼ不可能です。
・高額前払いは危険
受験生の親が陥りやすいのが、「このエージェントに任せれば安心」と思い込み、高額な費用を前払いしてしまうことです。しかし、それは非常に危険です。
まるで催眠術にかけられたかのような状態になってしまうこともあるため、契約前に冷静に時間をおき、専門家と相談することをおすすめします。
また、契約前にEUにある信頼できる留学エージェントに相談するのも有効です。
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