No.14【EU医学部留学】人気の国・大学の変遷

過去20年程度を振り返ると、海外医大留学の主流はHungaryの国立医大4校から始まりました。その後、Czechの医大が話題になりましたが、大学1~2年生でHungaryは約60~70%が落第または、退学し、Czechは約40%が落第または退学するという情報が広まり、次第に人気が低下。

一方で、比較的退学率が低く、学費が非常に安いItalyの医大が人気を集めるようになりました。Italyの医大はIMAT(国公立医大英語コースに入学するための共通試験)の難易度が高く、世界大学ランキング上位の歴史ある大学が多いです。しかし、COVID-19やRussia・Ukraine戦争の影響で物価が上昇し、授業料は安いが生活費を含めるとCzechやHungary以上の費用がかかる状況になりつつあります。

また、一部の大学では宗教的な理由により解剖実習や臨床授業に制限があることが判明し、知らずに入学すると「6年間で卒業できない」「日本の医師国家試験を受験できない」といったリスクがあることも明らかになっています。

では、次に人気が高まる国はどこでしょうか? 近年、書類審査のみで理系科目の筆記試験が不要なRomaniaの医大が注目されています。

つまり人気の変遷は、Hungary国からCzech共和国へ、その後Italy国からRomania国に変遷しているように見えます。

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